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生クリームにババロアが最強のコンビだと知った、編集長ミツです。
#高野フルーツパーラーのケーキが美味しすぎた
さて。
今夏は静かなメルカートとなったユベントスですが、とりあえず開幕3試合を終えて2勝1分と負けなしでスタート。
今のところ強豪と戦っていないからとも言えますし、メンバーが変わっていないから完成度が高いとも言えますし、兎にも角にも「勝負はこれから」であることは間違いありません。
そんなユベントスにおいて、昨シーズンから変化があったのが両ウィングバック。
クアドラード退団に合わせてティモシー・ウェアが加入しただけでなく、ボローニャに武者修行に出されていたカンビアソが加わり、更には昨シーズン頭角を現したイリングも開幕からトップチームに帯同。
どうやら両ウィングバックのポジション争いが熾烈になりそうな感じがするので、今回はこの位置について取り上げさせて頂きます。
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まずは左。
昨シーズンのチームアシスト王であったコスティッチをベンチに追いやったのは、新加入のカンビアソ。
開幕前は「再レンタル」なんて話もあったので、ボクもそれほど期待はしていなかったものの、ウディネーゼ戦のプレーを見てビックリ。
気の利いたポジション取りとプレーは、まさしく「アッレグリ好み」で間違いないと思いました。
そしてもう1人存在感を示しているのがイリング。開幕から2試合ともに途中出場ではあるものの、共に20分以上の出場時間を与えられており、アッレグリの期待度が高いことは間違いなし。
また、アッレグリの口から「キエーザのプレースタイルを鑑みると、中にボールを運べるイリングの方が適している」との言葉が出たように、今シーズンのユベントスがキエーザとヴラホヴィッチの2トップをベースとするならば、イリングに多くのチャンスが巡って来るかもしれません。
この両選手に遅れをとった感のあるコスティッチについては、「移籍」も噂されたもののユベントスに残留することに。
クラブと選手の間で話し合いがあったのかは分かりませんが、ヨーロッパリーグMVPの肩書を持つ選手としては、開幕2試合連続ベンチの扱いは、面白くなかったに違いありません。
そんな中でチームに残ったのは意地なのか、それとも自信があるからなのかは分かりませんが、ボクの中ではコスティッチは間違いなくチームの勝利に貢献する選手であり、最終的にアッレグリはコスティッチに頼るような気がしています。
確かにカンビアソはバランス感覚に優れた選手ではあるものの、自分で試合を決められるタイプではありませんし、逆に自ら仕掛けることのできるイリングについては、「破壊力」という部分ではまだまだ物足りなさが残ります。
その点で鑑みると、左足から「アシスト」という結果を生み出せるコスティッチは貴重であり、そしてユベントスにおいても類稀な存在。更に経験も十分であることから、チームにとって欠かすことのできない選手であるとボクは考えます。
しかし問題があるとすれば「メンツオーバー」という部分。
特に欧州の大会に不参加の今シーズンは、当たり前ですが試合数がこれまでより減ることになり、なかなかターンオーバーをかけることができません。
個人的には冬までバチバチとポジション争いを繰り広げて、冬にひとり移籍するのかなぁ、なんて考えています。
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続いては逆の右サイドですが、現状ではティモシー・ウェア一択。
そのアメリカ人サイドアタッカーですが、加入が発表された際にボクが抱いていた期待通りのプレーを見せてくれています。
リール時代の映像を見ていても「縦には強いけど自分で決めるタイプではない」ということは分かっていましたし(プレシーズンではレアル相手にゴールを決めましたが)、現時点では攻守において豊富な運動量でチームに貢献していると言えるのではないでしょうか。
逆に言えば、出場した開幕から2試合のティモシー・ウェアのプレーが、これから突出するとは考えていません。
こういう表現が正しいとは思えませんが、ボクは「1200万ユーロの移籍金に見合った選手」だと考えています。これは「期待通りの働きを見せてくれている」というポジティブな意味で。
そして問題となるのは、このティモシー・ウェアの控えを誰が担うか、ということ。
例え欧州のカップ戦がないからと言って1人ではキツイですし、それこそサッカーに怪我はつきもの。ボクは夏の移籍期間中もずっと「右ウィングバックを任せることのできる選手を獲るべき」と言っていましたが、それが叶わずに少しばかり不安を抱えています(ホルムもアタランタに持って行かれたし)。
そんな不安をよそに、第3節のエンポリ戦ではマッケニーがそのポジションを任されて、そして良い働きを見せました。
恐らくですが、左にコスティッチが入ったことで、左は前にイケイケドンドンで、右は起点となるって感じで、バランスを取ることが出来たんじゃないかと思っています。
それこそ左がカンビアソだったら、マッケニーはあそこまで存在感を示すことはなかったでしょう。
そして、もしかしたらこれが今シーズンのユベントスのポイントになるのではないかとボクは考えておりまして、「左がカンビアソの時は右にティモシー・ウェア」で「左がコスティッチまたはイリングの時はマッケニー」。
この約束事がハマれば、シーズンを通して戦えるんじゃないかと思い描いています。
もちろん、劣勢になった場合は、右にウェアで左にコスティッチ(またはイリング)なんてファイヤーフォーメーションもあり。
ただ、何にしても層の薄い右サイドにマッケニーがハマるかどうかがポイントになりそうです。
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さてさてさて。
今日のお題が「ユベントスの両ウィングバックは大丈夫なのか?」になるので、結論を出さなくてはならないのですが、ボクの意見としては「マッケニー次第」となります。
カンビアソが右もできることは織り込み済みではあるものの、これまでのスタッツを見てみるとやはり本職は左で、右を任せるのであれば緊急事態。
そう考えると、やはり右に不安があることは否めず、そしてウェアのバックアッパーを務めることができるのは、現状ではマッケニーしかいません。
モチのロン、デ・シリオが帰ってきてコンディションが万全であれば別ですが…。
そんなこんなで今日は両ウィングバックについて書かせて頂きました。
ぜひ、皆さんのご意見もコメント欄にお寄せ下さいませ。
では、ステキな1日をお過ごし下さい。
コメント
右サイドが質・量共に不足している問題ですが、CLがなく、日程も余裕があるので、マッケニーの右サイドに加えて
◎デ・シリオの復帰
◎4バックの併用(ダニーロやBチームからの昇格)
も絡めればシーズン戦っていけると思います。
編集長と同世代のオールドファンなのですが、こういうとき、ペッソットみたいな派手さはないけど安定して、戦術的に柔軟で(左右SB、WBが可能)、怪我に強い選手がいればやりくり楽なのになぁと思います。絶対的レギュラーじゃないのにシーズン終われば主力級の出場試合みたいな。
デ・シリオ、体が丈夫ならペッソットになれたと思うんだけど、スペランカー体質(虚弱体質)って改善した選手いないからなぁ。。。
デ・シリオはペソットになれる素質は持っていますが、いかんせん怪我が多いのと、覇気が感じられないのが玉に瑕ですね、、、(苦笑)
今シーズンのアッレグリは選手をユニットで考えているように感じています。
キエーザ・カンビアゾ・サンドロという左サイドの組み合わせに加えて、右サイドは縦に強いティモシーが1番手でRCBにダニーロ
キエーザを外す場合は
左サイドがケーン(ミリク)・コスティッチ・ダニーロで右サイドに中盤タイプのウェス🍔とその後ろにガッティ😺
キエーザの起用によって左右のタイプが異なるのではないでしょうか。
尖った能力を持つキエーザを活用するために試行錯誤している気がしています。
イリングJr.の方がバランスがいいので、彼がスタメンでキエーザがスーパーサブの方が安定しそうですが、そうもいかないでしょうね。
キエーザは外せないので、思い切ってキエーザ中心のチーム作りに舵を切っても良いかもですね!👍