みなさん、おはようございます。
Smithです。スミスでいいです。
4月も終盤に差し掛かってきましたが、みなさん新しい環境には慣れましたでしょうか。
ぼくの周囲はさして大きく変わることがありませんでしたが、咲いては散りゆく桜並木を見ていると春を感じずにはいられません。
環境の変化は付き合う人、訪れる場所、過ごす時間の使い方を変えるため、ポジティブな影響が多いです。
新しい自分に出会うなら、環境を変えるのが手っ取り早いですよね。
一方で、こんなはずじゃなかった!と早速後悔する人も多いでしょう。
入念な下調べのもとで選択したとしても、唐突に異動を言い渡されたとしても、「君にはこんなキラキラした仕事をお願いするから!ぜひ我が社に!」と言われていたとしても…。
生きていれば、環境の変化は付きものですが、歳を食うと何というか、「なるべく環境を変化させずに過ごしたい」という欲が出てくることもあります。
それは変化によるポジティブな影響よりも、それに対応しなければならないというネガティブな影響の方を重く捉えるようになるからです。
それでもなお、前向きに変化を受け入れて、そこに順応する姿勢は素敵なものだと思います。
さて、コッパイタリア準決勝 1st Legを2-0と上々の出来で折り返したユヴェントスは、先日2nd Legを戦いました。
ざっくりスタメンを紹介します。
GKはコッパ専用にするにはあまりにも勿体無いペリン。
DFは外国人出場試合数が掛かっているA.サンドロ、ブレーメル、ダニーロ。
MFは先日のカリアリ戦をお休みしたコスティッチ、ラビオ、ロカテッリ、マッケニー、カンビアーゾ。
FWは前節交代時に盛大に文句を言っていたキエーザ、明らかに大人になってきたヴラホビッチ。
特にA.サンドロは左利きのCBとして、ボール循環に貢献、シュートブロックやインターセプトなど精力的なはたらきを見せていました。
なんか、出場するたびに失点シーンに顔を出している気がしますが、それは危ないところを察知して飛び込んでいるんじゃないだろうかと邪推します。
ほら、気が利く人って最後貧乏くじを引きがちじゃないですか。
試合は前半早々に失点し、後半開始の失点ですぐにトータルスコアで追い付かれてしまい、お尻に火が付いたユヴェントス。
最後は後半途中出場のミリクがこれまた途中出場のT.ウェアからのシュート性のクロスに足を出し、2戦合計で勝ち越しに成功しました。
ハラハラドキドキとカタルシスという、極上のエンターテイメントをお届けし、「試合がつまらない」と批判され続けてきたアッレグリもこれにはニッコリでしょう。
見ていたみなさんもジャケットを投げて喜んだに違いありません。
この試合、環境の適応に苦しんでいたT.ウェアがアシストという目に見える結果を出しました。
映像で見ることができる方はぜひ見てほしいんですが、得点直後の喜び方もそうですが、祝福のされ方がこれまでの彼の苦悩と努力を物語ます。
偉大な父親の影が常にまといつく中、フランスのリールからやってきたこの24歳は、たとえ同郷のマッケニーがいたとしても、これまで自身が思い描いていたような日々を過ごしていなかったように思います。
慣れない土地、チームメイト、生活習慣の中でイタリアサッカーに適応するには相応の時間がかかることでしょう。
今回のアシストはそんな日々を過ごしていた彼への、ちょっとしたプレゼントになったはずです。
いつか自らを表すユニフォームの背ネームから「T.」の文字が消える日を楽しみにしています。
次はいよいよコッパイタリア決勝戦。
シーズン開幕時から言われ続けている目標の一つに大手となりました。
何が何でもタイトルを獲り、チームを良いサイクルに乗せてほしいと思います。
では、また。
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