毎日晩酌で飲む缶チューハイの度数が高くなって来ている、編集長ミツです。
#完全にストレスです
さて。
今シーズンも8試合が消化されたユベントス。
昨シーズンからメンバーが大きく変わらなかったことが幸いしてか(?)、5勝2分1敗とアッレグリにしてはまずまずのスタートを切っておりますが、そんな中でボクが注目しているのが左サイド。
カンビアソ、コスティッチ、イリング
この3人がどんなパフォーマンスを披露し、そして誰がレギュラーを勝ち取るのか。
今回はその辺についてちょっと考えてみました。
■
まずは開幕戦ではスタメンに名を連ね、そして気の利いたポジショニングとプレーでファンの目を惹いたカンビアソ。
彼の持ち味はなんと言っても安定感。
バランス感覚に優れており、攻守において「ここにいて欲しい」という場所に顔を出す感覚は天性のものでしょうか。
若干攻撃力に物足りなさはあるものの、それでも左ワイドで起点になりますし、そして何もよりもワイドから中で受ける動きが絶妙。
更に左右両足を遜色なく使えるユーティリティ性も持ち合わせており、個人的には「アッレグリに重宝されるタイプ」だと思っています。
ここ最近は少しインパクトに欠けるプレーが続いていますが、もう少しビッグクラブでの経験を重ねていけば、もうひとつ上のランクの選手、それこそイタリア代表に名を連ねるくらいの選手になるんじゃないかと期待しています。
とは言え、現時点では「発展途上」なので、完全なレギュラーを任せるには時期尚早だと感じています。
■
夏の移籍期限ギリギリまで「残るか出るか」でざわついたコスティッチですが、結局残留を選択。
開幕から2試合連続で出場機会が与えられなかったことから、アッレグリの構想外なのかと心配しましたが、その後はスターターとしてコンスタントに出場を果たしており、先日のトリノ戦では今シーズンの初アシストを記録。
今年の11月に31歳を迎えますが、年齢的な衰えは見えず。それこそセリエAで2年目を迎えて、これから更に存在感を示してくるんじゃないかと期待が高まります。
まぁ、コスティッチについては昨シーズンからの信頼がありますし、「ボールを持てばクロス」のパターンをチームメイトも分かっていることから形になりやすい部分があり、それゆえにコスティッチと対峙する相手選手も嫌なんじゃないかと思います。
#分かっていても止められない的な
見ている方としても、昨シーズンは「あっ、こんなタイミングでクロスを入れるんだ」と驚いた部分がありましたが、今シーズンは「これはクロスを入れてくるな」と分かりますし、そしてそれは味方選手も同じはず。
その辺がアッレグリから信頼感を預かることになり、現時点では「やっぱり左はコスティッチだよね」ってなっている大きな理由のひとつだと思います。
■
昨シーズンの後半から存在感を示し、今シーズンは背番号も17に変更となったイリング。
しかし、その数字への期待とは裏腹に、今シーズンはスタメン出場は一度もなく、第8節終了時点でピッチに立ったのは3試合で、出場時間はわずかに88分。
これでは、冬のマーケットでの移籍の噂が出たとしても不思議ではありませんし、例えイリング自身が移籍を望んだとしても、誰も止めることは出来ません。
若干20歳ということもあり、まだまだ不安定な部分はありますが、みなさん感じている通り破壊力は抜群。
個人的には、ドウグラス・コスタ的な感じで切り札として起用されれば面白い存在になるんじゃないかと思っているのですが、現時点ではアッレグリからそんな意図は感じ取れず。
なんとなーくですが、「スタメンの選手が疲れて来たタイミングでイリング投入」と言ったパターンが見え隠れしている気がします。
しかし、だからと言ってアッレグリを責めることは出来ず、プロの世界である以上、信頼を勝ち得ていないイリングが自身の能力を磨くしかありません。
■■■
まずは「ユベントスが左ワイドの選手を3人抱えるべきか」という部分を考えると、ボクは本音を言えば「NO」てす。
特に今シーズンはヨーロッパの大会に出場しないことから試合数が少なくなり、それゆえに各選手の出場時間が減少することは明らか。
必然的に、3人のうちの1人はベンチウォーマーになるんじゃないかと予想します。
その環境下において、現時点で1番出番が少ないイリングがチームを出ていっても仕方ないとは思いますが、イリングに大きな将来性があることは誰が見ても明らかであり、となると冬のマーケットで「レンタル」で放出するのがベストではないかと考えます。
とは言え、これまで完全移籍の話はあったとしても、レンタルの話が一度も出てこないのには、何か理由があるのか。ちょっと謎です。
そしてレギュラーを争うであろうコスティッチとカンビアソについて、現時点でボクはコスティッチ推し。
ヨーロッパリーグMVPの称号は伊達じゃありませんし、何よりも昨シーズンの11アシストという記録が信頼に繋がっていることは間違いなし。
また、個人的には戦う姿勢を見せている面でも、コスティッチに頼もしさを感じます。
逆にカンビアソは年齢も23歳と若く、ユベントスというビッグクラブでのプレーも1年目。
#「ビッグクラブ」でいいよね?
これから伸びる選手であることに疑いの余地はないので、ここから1年掛けてコスティッチからポジションを奪うことが出来れば、チームとしても良い形で新陳代謝を促すことになるのではないでしょうか。
ちなみに、個人的にはカンビアソの改善点は「攻撃」だと思っています。
もう少し1人で打開できる怖さがあれば、もっと出場機会が増えるのではないかと。
さてさてさて、今シーズンのユベントスの左ワイドについて書かせて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?
ぜひ、皆さんのご意見をコメント欄にお聞かせ頂ければ幸いです。
では、ステキな1日をお過ごし下さい。
コメント
3名とも適正ポジションが異なっている、という認識です。
コスティッチ:適正WB 時点SH
カンビアーゾ:適正SB 時点WB
イリング:適正SH 時点WG
3-5-2だと、コスティッチが1番で時点カンビアーゾにするのが妥当かな、と思います。
ただ左サイドという観点でははサンドロやキエーザまで考えられます。右サイドを見ると、
右サイドバック:ダニーロ、デ・シリオ、(ウェア)
右サイド攻撃:(キエーザ)、(ウェア)、(キーン)、(マッケニー)
来シーズンはスーレも使ってほしいことを考えると、むしろサイドに2人置くシステム(4-3-3、4-4-2、4-2-3-1)使ったほうが良いような気がしてきました。。。
bia より
次点
>biaさん
確かに両サイドでオプションがあるといえばあるんですよね!
スーレはフロジノーネでどこまで伸びるか楽しみです。
来シーズン、ユベントスの主役になる可能性は十分にあると思います!
個人的にはサンドロ、デシリオが戻ってくるタイミングで433や4231にシステム変更するのはありなんじゃないかなと思います。ウェアも高い位置で起用できるし、キーンも1トップを任すよりウイングストライカーの役割を任した方がいいと感じます。カンビアソの攻撃での負担も減るし、なんならコスティッチを左SBとかも面白いと思います。
>カサイさん
いまのメンツを鑑みると4-3-3は面白いかもしれませんね!確かウェアはサイドバックもできたと覚えています。
キーンはパリの時に両ワイドやっていたので問題ないでしょう。
コスティッチの左SBはロマンがありますね!
左コスティッチ派
>匿名さん
やはり経験もあるコスティッチですね!
誰もチームを離れてほしくないのが本音ですが、冬のメルカートでケヘラン・テュラムとの交渉にイリングを含むというのはひとつの手だと思います。ニースであれば出場機会に今より恵まれるでしょうし、そこから活躍次第ではプレミアへのステップアップも望めると思います。ただ、ポグバ、ファジョーリが出場停止になりかねない今、思い切ってメッザーラで使うのもありなのではとも思います。