「ゴミ」と言うにはまだ早い

「ピルロ招へいはゴミのような決断。今季のユベントスは4位争いに」

 

こんなタイトルの記事を指して少しばかりSNSが賑わっていたので覗いて見ました。

どうやら元記事はGoal.comで、発言しているのはイタリア人ジャーナリストのジャンカルロ・パドヴァン。そのパドヴァン氏によると、今回ユベントスがピルロを招聘した事に加えて、ピルロ自身の事を下記のように評しているようです。(上記の記事より抜粋)

 

ピルロが指揮を執る現在のユベントスは、4、5位を争うようになるだろう。

もし私が考えるように、ピルロ招へいを決断したのがアンドレア・アニェッリ会長であるならば、彼は“賭け”ではなく、ゴミみたいなことをしたと言える。なぜならば彼は時間を与えることなく、前任者を解任し、代わりに監督ではない人物を抜てきしたからだ。

ピルロは『若手が多く、チームを再建しなければならない』と話すが、私よりも監督経験が短い彼自身が唯一の“若手”であることを忘れている。問題は彼自身にあるということに向き合わず、責任を選手たちになすりつけている。

ピルロが失敗するかもしれないことを予想するのは難しくなかった。もちろん時間が必要だというのは分かるが、ユベントスにおいてそんな時間は与えられない。クラブが監督を交代させなければならないのは明白だ。しかしダメなのはピルロだけでなく、クラブも同じ。不可思議な補強をしたものだ。サイドバックが必要であるにも関わらず、攻撃的なサイドの選手ばかりを獲得した。DFが必要なのに補強しなかった。

 

チームが変革期を迎える時、そこには得てして「賭け」となる事は生じて、それは‘’監督‘’を指しても同じことが言えます。それが例え経験豊かな人物であっても。

2014年1月にミランで見限られたアッレグリが翌シーズンのユベントス監督に就任した時、恐らくそれは「賭け」のひとつであったに違いなく、結果としては国内リーグ5度、国内カップ戦4度、そして2度のチャンピオンズリーグ決勝進出をもたらした事で、その賭けに勝った事になります。

2019-20シーズン終了後、ユベントスはチームに5年連続のスクデットをもたらしたアッレグリを解任し、当時チェルシーを率いていたサッリを強奪してまで監督に迎える事になりました。サッリは国内リーグ9連覇を成し遂げたものの、最大の目標に掲げていたチャンピオンズリーグ優勝を手にする事はできず、チームはサッリを契約途中で解任する事で、その賭けに「失敗した事」を証明する事になりました。

 

 

クラブが監督を招聘する時、その人物に豊富な経験があろうがなかろうがそれは100%「賭け」であり、「必ず勝てる」と確証を持った監督など世界中のどこを見渡しても見つかりません。そしてその賭けの結果が分かるのはシーズン終了後。わずか7試合を終えた現時点では、誰にも賭けに勝ったか負けたかなんて分かる事ができないはずです。なぜなら、その答え合わせは遥か先の半年後にするものであり、そして未来は誰にも分からず、更に言えば未来は変える事が出来ます。

 

 

このパドヴァンと言うジャーナリストが未来からやってきたのかどうかは分かりませんが、もしそうでないのであれば‘’ゴミのようなジャーナリスト‘’だとボクは思います。

 

結果を見て批判するのは受け入れますが、自分の狭い知識や経験の中でボク達の監督を冒とくする事は許さない。

Posted by 編集長ミツ