みなさん、おはようございます。
Smithです。スミスでいいです。
まだ7月だというのに、毎日うだるような暑さです。
エアコンのタイマーを朝3時50分にセットする日々も、これでようやく一段落しました。
あのブォンという音と共に吐き出される冷気で目を覚ますことはしばらくありません。
我々日本人には全く関係がないのでは?と思うような時間に行われていた、4年に1度の祭典。
もはや世界中のほぼ全ての国や地域で視聴環境が用意されているため、「EUROを観るのは人権」と言われるほどでした。
しかし、思い返せばこの国では開幕直前まで合法的に観る方法がありませんでした。
放送してくれたABEMA、WOWOWは救世主でしたね。
大会としては、イタリア代表とのグループリーグで格の違いを見せ付けたスペイン代表が、決勝トーナメントも駆け上がり、優勝を掴みました。
キャプテンとしてチームを率いたモラタにはおめでとうの気持ちでいっぱいです。
オフサイドラインで常に勝負をしていた彼が、ニコ・ウィリアムズやヤマルという、若い才能たちのために体を張り続ける姿は、彼の人間性も相まって、印象的でした。
報われて、本当に良かった。
まだ見ていない方は決勝だけでも見ていただきたいのですが、90分の笛が鳴る直前、ベンチに下がったモラタは涙を浮かべながら、ピッチを眺めていました。
あのユヴェントスにいたモラタは若手選手たちの良き手本から、国を背負うリーダーとなっていました。
開幕前は「スペインのキャプテン、モラタなのかよ」と、半分笑って見ていましたが、ピッチ内外で発揮される彼のパーソナリティは温かく、信頼を預けられるのも頷けます。
ロナウドのように苛烈ではないかもしれない、キエッリーニのように聡明なわけではないかもしれない。
それでもモラタはスペイン代表で、史上最高のキャプテンと呼ばれる男になりました。
彼の誰も傷付けない優しさは、今の時代のリーダーにマッチしているのかもしれません。
この記事を書いている頃、ACミランへの移籍がまとまったようです。
モラタ側の希望としては、イタリアでプレーすることが最優先。
特に妻の実家エリアと近い北部なのであれば、家族としては願ったり叶ったりのはずでしょう。
もちろん、それがユヴェントスであってほしかったですが、チームとして手を伸ばさなかったのだから仕方がありません。
ユヴェントスのスタジアムに現れる際、クルヴァにはブーイングではなく、拍手で出迎えてほしいものです。
ちなみに、イタリア代表は何をやりたいのかわからないうちに大会を去ってしまいました。
2年後のW杯はまずは出場を目標に、もう少しがんばりましょう。
個人的にはカラフィオーリがブレイクしたことと、ユヴェントスが獲得できそうにないことに強い相関関係はないと思っています。
あれはどちらかというと、クラブ間の関係構築をミスったせいでオークションになってしまったはずです。
大会の総括は誰かサッカーを見るのが上手な人に任せます。
ところで、W杯やEUROのような国際大会、皆さんはどのくらい観るのでしょうか。
ぼくは中学生頃から、可能であれば全試合、難しくても半分くらいはフルタイムで観るようにしていました。
ただ、正直に言うと今大会は数えるほどです。
自分が好きで応援している、ユヴェントスや横浜F・マリノスの試合は年間40試合以上見ることができます。
しかし、「サッカー」を見る体力やそれを行う時間を捻出する工夫が年々減ってきていることを自覚しはじめました。
90分試合を見るために体力と時間を用意するのが、少し難しくなってきたんだなと、感じています。
自分で言うのもなんですが、子供の頃から好きなものはあまり変わっていないつもりです。
サッカー、ポケモン、ポール・スミス、蜂蜜で漬けたパイナップル、種のないぶどう、そして数字の23。
ただ、好きなものは変わらなくとも、それらとの関わり方はライフステージの変化に応じて、少しずつ変化しています。
今回のEUROを通して、ぼくとサッカーの付き合い方にも一定の変化が見られることがわかりました。
もうフルタイムで全試合追いかける体力や情熱はないのかもしれません。
でも、嫌いになったわけでも、好きではなくなったわけでもないんです。
依存度が下がったのではないかなと思います。
サッカーだけに関わらず、これからの人生には様々な変化があるのでしょう。
好きなものの数だけ依存先が増え、一つひとつの重さは軽くなっていきます。
大切にするものを間違えないように気を付けつつ、関わり方や距離感の変化を受け入れながら生きていきたいものですね。
EUROが終わり、やっと一息。
セリエA開幕まで束の間のお休みです。
せっかくですから、別の好きなものに時間を掛けるにはいい機会ですね。
皆さんはどんなものが好きですか。
良い夏を過ごしてくださいね。
では、また。
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