デ・シリオがユベントスから放出されたら、その後もユニフォームを買い続けるべきか三日三晩悩んでいる、編集長ミツです。
#パーヒャク放出されるので
さて。
ナス顔のザッカーニの劇的同点弾でユーロ決勝トーナメント進出を遂げたアッズーリ。
#ヒーローを捕まえてナス顔とは
ここからいつもの「謎の勝負強さ」を見せつけてくれる事に期待していますが、その中でも注目されるのがセンターバックのカラフィオーリ。
モッタ監督の下、ボローニャで頭角を現したセンターバックについて、ユーロ開幕前は「ユベントス移籍は決定的」と言われていたものの、今大会での活躍により一躍ヨーロッパ中の注目を集めることに。
それに伴い市場価値も3500万ユーロ、4000万ユーロと評価を高める中、さてユベントスはカラフィオーリが本当に必要なのか。ちょっと考えてみました。
リッカルド・カラフィオーリ
リッカルド・カラフィオーリはご存知の通りイタリア国籍のディフェンダーで、年齢は2002年5月19日生まれの22歳。
ローマユースに9年間在籍した後、2022-23シーズン開幕前にスイスのバーゼルに完全移籍。そこでの活躍が認められ、翌2023-24シーズンにイタリアに戻ってボローニャ―でプレー(ここも完全移籍)。そこからのスターダムは言うに及ばずだと思いますが、今シーズン、ボローニャで時間を共にしたチアゴ・モッタとの出会いが、カラフィオーリの人生に大きな影響を与えたことは間違いありません。
ポジション
ユーロでは「今大会最高のセンターバックのひとり」と称される事もありますが、元々は左サイドバックを本職としていた選手。センターバックで出場したのはバーゼル時代(2022-23)のシーズン後半からで、花が開いたのは今シーズン、ボローニャでチアゴ・モッタの指導を受けてから。
まさにこの1年で急激な成長を遂げたことは間違いありませんが、逆に言えば左サイドバックでも適応できるユーティリティ性を持ち合わせていると言えます。
#左サイドバックで使うのもアリかも
市場価値
昨シーズン終盤に差し掛かる頃から「ユベントスがカラフィオーリ獲得を目指している」と報じられるようになり、その頃の市場価値は確か1500万ユーロから2000万ユーロほど。
そこから徐々に値段が上がっていき、今回のユーロでの活躍により現時点では「3000万ユーロは下らない」と言われる状況に。更にここから獲得レースが繰り広げられた場合、3500万ユーロから4000万ユーロくらいまで釣り上がる可能性は十分にあり。
そこまでの金額を出してまでユベントスがカラフィオーリ獲得を目指すか、にも注目が集まる所です。
センターバック
では、「現在のユベントスがセンターバックを必要としているかどうか」についてですが、緊急度は低いと捉えています。
チアゴ・モッタは間違いなく4バックを採用すると思いますので、最低限必要とされるセンターバックは4枚。「ここから放出がない」という前提にはなるものの、ブレーメル、ダニーロ、ガッティ、そして契約を延長したルガーニで"枚数だけを鑑みれば"足りる事になります。
しかし、その中で編集長が気になるのがダニーロ。チームを率いるキャプテンとして欠かせない存在ではあるものの、年齢は今年の7月に33を数え、今シーズンも終盤は少しパフォーマンスが落ちていた時期もあり。来シーズン、ダニーロをファーストチョイスとして使い続けるのは難しいかもしれません。
#ターンオーバーは必須
また、キエッリーニが移籍した後、ユベントスには左利きのセンターバックが在籍しておらず、攻撃時のビルドアップに若干の窮屈さを覚えるのも事実。市場に計算できる左利きのセンターバックが出る事もほとんどなく、チアゴ・モッタのサッカーを完成させるうえで、左利きのカラフィオーリは必要な存在と言えるかもしれません。
タイミング
いまお伝えした通り、カラフィオーリの市場価値は日に日に上がってきており、そしてユベントスは決して「センターバックが不足している」という訳ではありません。
しかし、移籍については恋と同じく「タイミング」であり、この夏にユベントスがカラフィオーリ獲得を見送った場合、来年の夏に同じようにチャンスが来るとは限らず。そして、例え再度チャンスが巡って来たとしても、その時の市場価値は現在よりも上がっている可能性は極めて高いと言えます。
しかしこの件については、これまで数多くの人若手有能株を獲得してきた、そして逃してきたユベントスが1番分かっているはずです。
結論
「いつ獲るの?」
「今でしょ!」
現場からは以上です。
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