「ニコロ・ファジョーリ」と言うロマンは、トリノへのチケットを手にする事が出来るのか

 

—ニコロ・ファジョーリは現在なのか過去なのか

 

ユベンティーニがそんな質問をされれば、「うちの選手を捕まえて何を言ってるんですか?」なんて答えが返って来るかもしれません。いや、本当にその通りで、ファジョーリは今も昔もユベントスの選手であります。

 

しかし、「ニコロ・ファジョーリ」の所が「ジャンルカ・フラボッタ」に変わったとしたら、さてユベンティーニはなんと答えるでしょうか。

「もちろんユベントスの選手です」と口にするファンもいれば、「フラボッタって今ユベントスにいるんでしたっけ?」と逆に質問で返すファンもいるでしょうし、中には「どこかにレンタルに出さたはずだけど、チーム名が思い出せない…」と目を閉じて考え始めるファンもいるかもしれません。昨シーズン開幕戦に先発出場を果たした選手にしても、1年も経たないうちに忘れられて行くのがユベントスと言うチームの現状であり、ビッグクラブが背負う運命。

フラボッタよりラフィアよりフェリックス・コレイアよりもヴラホビッチ。「常勝」を義務付けられたクラブであれば当然の事ではあります。

※フラボッタは今シーズンからエラス・ヴェローナに期限付きで移籍するも、シーズン序盤に大怪我を負ってしまい、いまだ出場なし。(第27節より帯同メンバーに復帰)

 

 

そんな、「なかなか若手選手にチャンスが与えられない土壌」の中で、存在感を示しているのがニコロ・ファジョーリ。昨シーズン、ピルロ政権下においてトップデビューを果たすと、今シーズンは経験を積む為にセリエBのクレモネーゼに期限付きで移籍。すると昇格争いを演じるチームの中心選手として存在感を遺憾なく発揮し、今年1月に行われたイタリア代表トレーニングにおいて、マンチーニから初めて声が掛かる事になりました。

今シーズンもファジョーリ、ラノッキア、ドラグシン、ディ・パルドと言った若手有望株がプロビンチアに武者修行に出され、「さて何人の選手が復路の切符を手にする事が出来るか」と言われる中で、その筆頭がニコロ・ファジョーリである事に異論を唱えるファンは少ないはずです。少なくとも、昨シーズンのユベントスのユニフォームに「41:FAGIOLI」をプリントした私はそう考えています。

そしてそんな選手を現地メディアが放っておく訳もなく、現地紙Gazzetta dello sportがファジョーリのインタビューを掲載していたようなので、その一部を紹介させて頂きます。

 

Fagioli to Gazzetta

ボクはユベントスで技術的な部分のみならず、ロッカールームでも多くを学ぶ事が出来ました。ロナウドはプロフェッショナルであり、キエッリーニは一番最初に練習場に現れたと思ったら、誰もいなくなるまでトレーニングを続ける選手でした。

モラタとは非常に親しい間柄で、卓球で幾度となく勝利を収めました。恐らくアルバロはそれを認めないでしょうが(笑)

イタリア代表に招集された件については、友達が教えてくれたのですが、最初は冗談だと思いました。ボクはアンダー世代(17歳の時)からアッズーリのジャージに袖を通していますが、特別なものがあります。A代表はヨーロッパチャンピオンとして、ワールドカップに出場しなくてはなりません。

アメリカツアー(2018年夏)の際にアッレグリはボクのプレーを見る事が楽しいと言ってくれました。とても嬉しかった事を覚えています。

今シーズンはキャンプの際にトレーニングに遅刻して、プレマッチに出場する機会を逸してしまい、とても反省をしています。

 

2018年にU-23が正式に設立されたものの、しかし未だ下部組織からの持ち上がりでトップに定着した選手はおらず。冒頭に触れた通り、ユベントスに若手を育てる時間は与えられず。チャンスは与えられるものではなく、己の力で掴むもの。それが良いか悪いかは分かりませんが、いずれにしても現在のチームを支えるデ・リフトにしてもロカテッリにしてもキエーザにしてもマッケニーにしても、そしてヴラホビッチにしても、他のチームから獲得した選手であります。

 

 

そんな中でユベンティーニが想いを寄せているのがニコロ・ファジョーリ。

プレーもルックスも、そしてユース上がりと言うバッググランドも含めて、「ロマンが詰まっている」と表現して間違いありません。

「クレモネーゼのセリエA昇格」と「イタリア代表の肩書」を手土産に、来シーズンはユベントスに戻って来るのか。いや、戻って来れるのか。『Ticket to Torino』を手にするべく、武者修行先での残り10試合の活躍に注目したいと思います。

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Posted by 編集長ミツ